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浮き壁(タイル)と在来工法 |
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劣化により広範囲に浮いてしまったタイルや外壁は、ひとくちに『浮き』といっても様々なパターンがあります。
・貼り付けモルタルと躯体が剥離
・貼り付けモルタルと下地モルタルが剥離
・下地モルタルと躯体が剥離
・タイルと貼り付けモルタルが剥離
・タイルの裏足破断による剥離
・斜壁における防水シートと下地モルタルの剥離
打診検査において、浮いているか否かを判断するのは比較的容易です。しかしどのパーツがどのくらい浮いているのかの見極めと、どの工法を選択するかで改修工事完了後1〜5年経過の結果は大きく違って来ます。
ここ数年、浮いている部分はすべてはがして新規にタイルを貼り直すといった贅沢な工法よりも、既存タイルを活かして改修する方法が主流になっています。
在来工法の代表的なものとしてアンカーピン+エポキシ樹脂工法、ピンネット工法(クリアー系塗装)などがありますが、それぞれに一長一短があります。 |
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改修工法 |
工法概要 |
課題点 |
単価(㎡) |
タイル張り替え
(ハツリ・下地補修含む) |
タ浮き部を、下地補修し、新規でタイル汚張り替える工法。 |
斫りの騒音と振動、粉塵が出て居住者の負荷が大きい。コストも高く、再剥離する可能性も大きい。 |
28,000〜
33,000円 |
アンカーピン+
エポキシ樹脂工法 |
樹脂注入によるタイルの浮きを防ぐため、アンカーボルトで躯体に固定し、エポキシ樹脂を注入する。 |
流動性の悪いエポキシ樹脂は外壁内部に入らず、注入部分の付近にしか効果がない。入った樹脂も内部に密着しない。 |
8,000〜
16,000円 |
ピンネット工法
(クリアー系塗料) |
外壁にネットを貼り付け、ステンレスアンカーで躯体に固定し、クリアー系塗料で塗装する。 |
タイルの意匠性を著しく損なう。クリアー塗料の黄変が発生しやすく、黄変してしまうと復旧はきわめて困難である。 |
8,000〜
18,000円 |
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エスジーでは上記の工法を否定するものでは決してありません。場合によってはこれらの工法によって施工することもあります。 |
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浮き壁圧着注入工法 |
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作業工程 |
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剥離型養生フィルムを塗布します。 |
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養生フィルムの上にメッシュを重ねます。 |
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メッシュの上から01と同じ剥離型養生フィルムを塗布します。 |
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打診検査で特定した浮き箇所に、注入用の穴を穿孔します。 |
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押さえ金具を取り付けます。
(最下段のストッパーを先に締付) |
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ノンソル注入剤SG-NⅡを注入。上部金具よりあふれてきたら注入完了。 |
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圧着金具を締めつけ、注入剤を隅々まで行き渡らせます。 |
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打診で浮きがなくなったことを確認し、乾燥させます。 |
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養生フィルムを引きはがし、目地の穴をモルタルで埋め、完成です。 |
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浮き壁圧着工法についてのお問い合せはこちらまで |
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